気持ちを整えて「休み方」を学ぶ

そして一番意識したいのは、「自分が楽しめる・心地よくできるものを増やすこと」。
これを「健康行動を増やす」といいます。

介護する側が元気になり、楽しくいることでしか、改善はしません。
趣味があればそれで構いませんし、ちょっとした好きなモノ・見るとなごむもの・いると落ち着くところ……どんなに小さいことでもいいのです。いろいろな「楽」を自分自身見つけていきましょう。

気分転換
イメージ(写真提供◎Photo AC)

「いかに元気でいるか」「いかに楽ができるか」に焦点を当てましょう。
それこそが、「長距離走」である介護の必須条件だと、思い直して下さい。
休みになるな、楽しいなを思い出すことから、まず気持ちを整え、「休み方」を学びましょう。

専門家の手を借りながら、「認知を変えていく」「休むことが仕事」であると心得ていく……それでもどうしても「休めない」と感じてしまう場合は、一旦、1日や数時間でもいいので施設に預けて、専門家に頼る段階です。近場で構いませんので、看護師や医者、ケアワーカーさん、地域包括支援センターにご相談下さい。

これで答えになっているといいのですが……どうかご自愛ください。