定期的な雑談の機会を
繰り返しになりますが、受診したくない相手に、「(病院に)行け行け」言うのは逆効果です。受診させたい自分の気持ちは一旦横に避けて、意識を変えて、此方から「困りごとを聞く」――具体的に、歯が痛いとか咳が出るとか……しんどいことないの?困っていることないの?を確認していくことが解決への近道です。
最近忘れっぽいとか眠れないとか……何でもいいので、小さな不安や違和感について「大丈夫だと思うけど、一旦見てみようか」と提案できる距離で、定期的にご機嫌伺いをしておきたいところ。
実はこの【対話できる距離】や「コミュニケーションそのもの」が、相手の状況を変える可能性もあります。薬や医療に頼らずとも、関わり方が変わったり、人の目が入ったりすることで、いい方向に症状ごと変化することもあります。
結局、医者に掛かるかからない以前に「孤立」が病気を引き起こす元を作ってしまっていることも多いのです。今から、意識して、定期的な雑談の機会を設けることから始めてみてはどうでしょうか。