株主優待は権利を取得して約3ヵ月後に届く
スギホールディングスのポイントでもらえる銀座千疋屋のフルーツタルトは、ふるさと納税の返礼品でも見つかりました。ボーナス額が決まる年末にかけて「ふる´´さと納税の寄付上限額が決まったから、ふるさと納税の返礼品をもう少し選べそう」なら、ふるさと納税を利用してクリスマスケーキを返礼品としてもらうこともできるわけです。
また、注意点として話しておかなくてはいけないこともあります。それは、今、株を買ったとして、今年のクリスマスに間に合う株主優待はないことです。11月や12月権利の株主優待を紹介していないこともありますが、他の銘柄でも、株主優待は権利を取得してから、早くても約3ヵ月後に届くからです。例えば、紹介した中で2月権利の株主優待がありますが、約3ヵ月後、2025年5月あたりに株主優待が届きます。
今から動いて2024年のクリスマスに間に合うわけではないため、2025年以降の「将来のために準備」をしてみることになります。
それでも、クリスマスに使える株主優待を選ぶことで、株主優待が廃止されない限り、「株主優待で支出を抑えつつも、クリスマスを楽しめる」ようになります。
〈「株主優待」とは?〉
ここで、「株主優待」について説明しておきます。私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。
〈「権利付最終日」とは?〉
権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。
つまり、配当金や「株主優待」などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。
例えば、2024年11月末の権利付最終日は11月27日、権利落ち日は11月28日です。そのため、11月末に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、11月27日までに株を買っておかなければなりません。