無料相談では、必要な情報を必ず得られる?

顧客は、自分に合った保険商品をできるだけ安い保険料で契約したいと考えています。

一方、相談員は顧客の意向に添いつつ、できるだけ販売手数料が高く、総額保険料の高い商品を契約してほしいと思っています。

このように双方の思惑が食い違う状態を、「利益相反の関係」といいます。

また、相談員のほうが保険商品について詳しく知っています。

そのため、都合のいい情報は教えてくれますが、その商品がほかと比べて不利な点などは伏せておくことがあります。

これを「情報の非対称性」といいます。

保険の無料相談では、自分に必要な情報を必ずしも得られるわけではないのです。

<『1日1分読むだけで身につく保険の選び方大全100』より>

※本稿は、『1日1分読むだけで身につく保険の選び方大全100』(自由国民社)の一部を再編集したものです。

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