(写真提供:Photo AC)
2024年上半期(1月~6月)に『婦人公論.jp』で大きな反響を得た記事から、今あらためて読み直したい1本をお届けします。(初公開日:2024年06月25日)


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厚生労働省が実施した「令和4年 国民生活基礎調査」によると、65歳以上の高齢者がいる世帯のうち51.6%が単独世帯となっているそう。そのようななか、生前整理や遺品整理で多くの高齢者のひとり暮らしをサポートしてきた、株式会社GoodService代表の山村秀炯さんは「老後のひとり暮らしには、若い頃や家族と暮らすときとは違った<壁>がある」と話します。そこで今回は、山村さんの著書『老後ひとり暮らしの壁 身近に頼る人がいない人のための解決策』から、一部引用、再編集してお届けします。

老後ひとり暮らしの5つの壁

「おひとりさま」は気楽で自由です。だからこそ本人の性格や生活スタイルが如実に現れます。

そしてそれは、老後ひとり暮らしの壁を越えられる人と、見て見ぬ振りをする人との違いにも通じていると思います。

ここまでを読んで、「そういえば自分は何も準備していない」「気にはなっていたけど何もしていない」と、あらためて感じた人もいるでしょう。

一方で、自己管理や人付き合いが苦手なタイプの人は、「面倒だ」とか「いまから自分を変えるなんて無理だ」と感じたかもしれません。

でも、こう考えてみてはどうでしょうか?

「おひとりさま」だからこそ、リスクははっきりしていますし、的は絞れています。

他人にアレコレ言われないからこそ、自分が必要だと思うことだけやっておけばよいのです。