5日間の滞在中には、感激の再会もあったという。
「私は終戦から2年後の高校時代、ルーマニア人の編み物作家・渡辺イルゼ先生に弟子入りし、創作活動の礎を授かりました。その時赤ちゃんだった先生の娘さんが、ベルリンからロンドンまで展示を見に来てくださったのです」
伊藤さんは今も月6回、30人ほどの生徒に指導を続ける。
「編み物は手先を使うし、細かな目を読むなど頭を使います。だから元気なのかもしれません」
11月26日から6日間、東京・銀座で作品のチャリティ・バザーが行われる。
「私の作品はもちろん、生徒さんの多彩な作品もたくさん。ぜひ観にいらしてください」
11月26日~12月1日(11時~18時。最終日は16時まで)に東京・銀座「銀座幸伸ギャラリー」にてチャリティ・バザーを開催
伊藤浩子さんの記事が掲載されている『婦人公論』12月号は好評発売中!
博物館収蔵作品を含むニット作品や編み図を収録した私家版作品集(2017年制作、オールカラー全96ページ)を抽選で10名様にプレゼント。応募先は発売中の『婦人公論』12月号記事をご確認ください(12月16日必着)