「出にくい」のが男性

男性の前立腺は年齢とともに大きくなって尿道を圧迫するので、だんだん尿が出にくくなります。まるでホースが細くなって、水が通りにくいような状態です。

「前立腺肥大症です」と診断されるまでになると、尿道は本当に狭くなっているので、尿を出し切ったつもりでも実際には膀胱に残っていることがあります。これが「残尿」です。

また、年をとると膀胱が過敏になるせいで、尿が十分にたまっていなくても勝手に縮み始めるという現象が起こります。膀胱がそうなってしまうと、“ちょいもれ”ということも起きます。

それだけではなく、尿を出し終わった後に、少しではありますがジワッと尿がもれ出ることもあります。この症状は、たいてい40代から現れます。

ズボンにシミをつけてしまった、という人もいるかもしれません。

※本稿は、『頻尿・尿もれ 自力でできるリセット法』(アスコム)の一部を再編集したものです。


頻尿・尿もれ 自力でできるリセット法』(著:高橋悟/アスコム)

尿トラブルのセルフケアは、「やり方」よりも「回数」こそが最大のポイント。

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