イメージ(写真提供:Photo AC)
各地で強盗事件が相次いでいる今、SNS上でも「突然訪ねてきた業者に家族構成を聞かれた」「個人情報を聞き出そうとする不審な電話があった」など、不審な訪問者や電話の報告が多数上がっています。これらは、犯行グループが家の間取りや個人情報を把握するために行う「下見」の可能性があり、警戒が必要です。被害に遭わないよう、頻繁に報告が上がっている手口を押さえておきましょう。
この記事の目次
1.不審な訪問者
2.不審な電話

1.不審な訪問者

最近報告が増えているのが、「業者を装って訪問し、個人情報を収集する」という手口です。

実際に、横浜市青葉区で10月に発生した強盗殺人事件でも、事件の1ヵ月ほど前から、近隣で「業者」と称する不審な人物の訪問や電話が10件以上確認されていたことがわかっています。

〈よくある手口は?〉

・業者※を装って訪問し、「家族構成」「在宅時間」「資産情報」などを聞き出そうとする。あるいは、挨拶や世間話のついでに「一人暮らし?」「旦那さんは?」など、さり気なく個人情報を聞いてくる。

・業者を装って何度も訪問してくる。(在宅時間を特定したり、人の往来や見通しなど、周囲の状況を把握したりする目的がある)

・「屋根を点検させてほしい」「トイレを貸してほしい」「両替してほしい」など、何らかの理由をつけて家に上がり込もうとする。断っても執拗に食い下がってくる。

※訪問販売業者、工事業者、修理業者、点検業者、リフォーム業者、不用品回収業者などを装った手口が報告されています。

〈対策は?〉

家を訪れた人に対しては、カメラ付きインターフォンやドアチェーン越しに応対するようにしましょう。

相手の挙動や応答に不審な様子が見られた場合や、なかなか帰ってくれない場合には、迷わず警察に通報してください。

『空き巣・強盗に実は狙われているかも?「オートロック、人通りが多いから大丈夫」は危険!泥棒が嫌う4原則で、今日からできる防犯対策』はこちら