いざ、照射!

V、Iライン行きまーすっ! レーザー照射で目を傷めないように黒いサングラスを装着して、下半身まるだしの状態で挑む。さすがにいきなりI、Oラインは怖いので、まずは慣らしでVラインから。保冷剤で しっかり冷やして……パチッ。

『褒めてくれてもいいんですよ?』(著:斉藤ナミ/hayaoki books)

い……いける。いいぞ。Vラインは全然痛くない。

時はきた。満を持して、次はIラインに挑戦だ。お風呂のへりに腰かけて、足をガバッと開く。ゆけ、保冷剤!

こんな格好は、人生で初めてだ。念には念を入れてキンキンに冷やす。ドキドキ、ドキドキ。こんな柔らかそうで痛そうなところ、冷やすだけで怖い。保冷剤が張り付きそうなくらい念入りに冷やし、確実に感覚がなくなったところで……

いざ、照射! バチィィィッッッーー!!

いたぁあああああああああーーいっっっ

……

く、ない?

ん? 痛くない。

痛くないぞっ、やったーー!

しかし、鼓動が半端ない。怖すぎる、Iライン。自分でやるってこんなに怖いのか。一発やるのにこんなに汗だくになるなんて。

なにせお風呂場だから「バチィィィッッッ」が響く響く。反響による音の大きさと、痛いんじゃないかという恐怖心と、昼間から秘部をかっぴろげてる恥ずかしさ、いろんなものがごちゃ混ぜになって凄まじい疲労感だ。