中嶋聡監督の経歴

2021年から2023年まで、パ・リーグを独走して3連覇を達成した中嶋聡監督の経歴を見ても、指導者としての経験と実績が結実したことがうかがわれる。

彼は巨人の原監督のような花道を歩いた指導者ではなかった。秋田県の鷹巣農林高校から阪急ブレーブスに入団し、阪急・オリックス~西武~横浜~日本ハムの4球団で捕手を務め、1550試合に出場した。

(写真提供:Photo AC)

打率.232、55本塁打、349打点の記録を残したが、引退後は日本ハムやオリックスでコーチや二軍監督として指導者の道を歩いた。

注目すべきは、日本ハム時代の2016年から2年間、GM特別補佐としてパドレスに派遣されていることだ。2018年に帰国した後は一軍コーチに復帰、2019年からは古巣オリックスの二軍監督も務めた。