心を若返らせることは自由
セカンド・バースデーから数えるとしたら、60歳はまだ「10歳」、70歳でようやく「20歳」です。
もちろん、体に無理をさせてはいけないけれど、心をピカピカに若返らせることは自由なはずです。
そう、心は無限大な自由。この自由を満喫できる大人がたくさんいる社会のほうが、僕は好きだし、そんな社会の登場人物でありたいと思います。
少なくとも社会の荷物にならないためにも。
※本稿は、『50歳からはこんなふうに』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『50歳からはこんなふうに』(著:松浦弥太郎/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
50歳になったら「自分の物語」をはじめよう――。
松浦弥太郎が伝える、大人のあたらしいがんばり方。
出典=『50歳からはこんなふうに』(著:松浦弥太郎/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
松浦弥太郎
エッセイスト
2002年セレクトブック書店の先駆けとなる「COWBOOKS」を中目黒にオープン。2005年からの9年間『暮しの手帖』編集長を務める。その後、IT業界に転じ、株式会社おいしい健康取締役就任。2006年より公益財団法人東京子ども図書館役員も務める。他に、ユニクロの「LifeWear Story 100」責任編集。「Dean & Delucaマガジン」編集長。映画「場所はいつも旅先だった」監督作品。著書は『今日もていねいに』(PHPエディターズ)『しごとのきほん くらしのきほん100』(マガジンハウス)『エッセイストのように生きる』(光文社)など多数。「正直、親切、笑顔、今日もていねいに」を信条とし、暮らしや仕事における、たのしさや豊かさ、学びについての執筆や活動を続ける。