刀伊襲来を道長に伝えた実資
ドラマ前半、異民族「刀伊」への対応で混乱する朝廷。道長の息子で摂政の頼通は、出家した父・道長にその襲来について伝えるのを躊躇します。
しかし大宰権帥・隆家と直接文をやり取りしている実資経由で、その状況を知った道長。武者を集めて大宰府に送るよう実資に伝えます。
対して、文の日付が7日で、報告した今日が18日であることを告げた実資。
すでに敵が大宰府を陥落し、都を目指している可能性を鑑みて山陽道・山陰道・南海道・北陸道にも警護の武者を配置するべき、と伝えつつ、陣定(じんのさだめ)にはかる旨を道長に告げるのでした。
そして行われた陣定。
左大臣・藤原顕光を筆頭に、公季、資平、能信、通任、行成、公任、斉信、道綱、源俊賢ら勢ぞろいした公卿が意見を交わすも、出てくるのは「前例がないので分からない」「様子見」など。そこに遅れて、副音声曰く<のしのし>と実資がやってきます。