前例にこだわっていては政ができない時代へ
実資はその場の公卿たちへ「山陽道・山陰道・南海道・北陸道の守りを固めるべし。各地の武者を募るよう手配すべし」と伝えます。
しかし<皆の意見を摂政に伝える>という結論に至ったのみで、陣定は解散することに…。
「事は急を要する!」と主張する実資の目には怒りが。
そしてドラマ中盤で、刀伊を何とか追い払った旨について道長へ報告した実資。
武力の必要性について道長と話し合うと「平将門の乱以降、朝廷は軍を持たなくなりました。それから80年がたち、まさかこうして異国の賊に襲われることになろうとは」と告げつつ、前例にこだわっていては政ができない時代になった、とあらためて伝えるのでした。