引き出しはあなたの心の状態――「見えない収納」から何が見える?
引き出しは、閉じればたちまち、中が見えなくなります。つまり「見えない収納」。
収納には3つの種類があります。
1つは、この「見えない収納」。引き出しをはじめ、扉を閉めれば中が見えない棚や押し入れもそれに当たります。
2つめは、「見える収納」。代表格が、ガラス扉の食器棚です。むき出しではないけれど、外から中をのぞき見ることができます。
3つめは、「見せる収納」です。これは、扉のない棚に置かれた器、床の間の花などがあげられます。
これら3つの収納のポイントは、空間に対してモノを7割(見えない収納)、5割(見える収納)、1割(見せる収納)に留めること。
この「7:5:1の法則」を提唱しています。
引き出しは「見えない収納」と言いながら、実はいろいろなものを見せてくれます。これが断捨離の視点です。
見えない収納には、目に見えない「思考・感覚・感性」がすべて詰まっています。もっとはっきり言うのなら、思考の浅さ、感覚のゆるみ、感性のにぶりが透けて見えてしまうのです。怖いですよね。