子どもも親も相談できる環境を
といいますのも、実はヤングケアラーの問題は、表に出てこないケースが多く、蓋を開けてみれば「相談先がなかった」ということが7~8割あると言われています。
子どもが内側でストレスをためてしまわないように、周りの人で気が付いてあげて「定期的に相談できる人がいるか」聞く必要があります。
同時に、子どもはもちろん相談者ご本人のように、親の方も相談できる環境を得ておきましょう。状況が厳しくなるようでしたら、まずは地域包括支援センターへ、体調が悪ければ医者へ……どこに行っていいか分からなければ役所へ相談してみて下さい。
またまだまだ発展途上ではありますが、自治体のヤングケアラー支援も少しずつ前進しており、地域によっては専門の窓口が開設されたり施策が打たれるようになったりしてきています。