【ぼかし】
作品に深みや奥行きを生む「ぼかし」は、街並みや自然の景色を描くときに欠かせないテクニック

水筆ペンを使って、絵を描きたい部分の紙をあらかじめ濡らしておく

穂先に水を含ませた淡墨筆ペンを紙面に置き、ゆっくり墨を広げていく

淡墨筆ペンで描いた部分を水筆ペンでなぞり、さらにぼかしを広げる
応用テクニックを使うと奥行きや深みが生まれる

「にじみ」「かすれ」の表現
作品に深みや奥行きを生む「ぼかし」は、街並みや自然の景色を描くときに欠かせないテクニック
1961年東京都生まれ。書家である母親に筆法を学ぶ。87年、パリ「日本の美術展」会場にて障壁画を揮毫。以後、世界各地で揮毫を重ね高い評価を得る。2014年、国指定重要文化財・大本山善導寺の障壁画を揮毫。『筆ペンからはじめる水墨画』ほか著書多数