悪い緊張の特徴と原因
悪い緊張は、過度の心配や不安、恐怖などが原因となって生じるもので、思考力や判断力を鈍らせて、パフォーマンスの低下を招きます。
この状態に陥ると、十分に能力を発揮できないだけでなく、完全に思考や行動が停止してしまうこともあります。
心理学では、緊張とは「恐怖や不安を感じたときに、人間の本能が危険を知らせてくれるサイン」と考えられています。
万全の準備を整えていれば、プレゼンや入学試験などに、自信を持って臨むことができますが、準備不足の状態であれば、「これはダメかもしれない……」という不安が先行して、緊張モードに入ります。
悪い緊張の原因は、「ネガティブな未来が待ち受けている」と考えることからくる不安が大半を占めています。
過度に緊張すると、肩に力が入ったり、気持ちが焦ったりしますが、逆に緊張感がなさすぎると、ボーッとしたり、集中力がなくなったりします。
どちらの場合も、パフォーマンスが低下することは同じです。
大事なのは、「緊張するか、緊張しないか」ではなく、その緊張が「どこからくるのか?」を見極めて、それに合わせた対策を考えることにあります。