インフレ傾向で、以前と比べて食費がかかっていると感じるご家庭も多いはずです。値上がりのニュースを聞くと、ますます気が滅入ります。その対策として、食材を安いものにしたり、外食頻度を少なくしたりすることはよく聞く話ですが、株主優待で“食費を応援”してもらい、“苦しくない家計”に挑戦してみることも一つの案です。
もちろん、株式投資はリスクのある金融商品です。でも、株主優待のある銘柄を保有すると、年に1度や2度、多いものでは年に3度、株主優待内容が変更しない限り、定期的に「生活を手助けしてくれる優待券やフルーツが受け取れる」わけで、食費節約につなげられそうです。
〈「株主優待」とは?〉
ここで、「株主優待」について説明しておきます。私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。
〈「権利付最終日」とは?〉
権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。
つまり、配当金や「株主優待」などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。
例えば、2024年12月末の権利付最終日は12月26日、権利落ち日は12月27日です。そのため、12月末に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、12月26日までに株を買っておかなければなりません。