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“季節の養生”と呼ばれるほど、季節や暦を重視する「中医学」。そして中医学と実は根源的な理論や原典が共通する「東洋占術」。その二つを組み合わせて、まったく新しい<開運養生>という概念を生み出したのが著書累計45万部の漢方コンサルタント・櫻井大典氏と、メディアで引っ張りだこの占い師・暮れの酉氏です。本稿では、2024年12月に発売されて話題になっている二人の著書『開運養生12か月』から一部を抜粋・編集。立春(2月3日)を迎える今取り入れたい「2月の開運法」について紹介します。

その年の健康は「春」の過ごし方にかかっている?

まだまだ気温の低い日がつづきますが、“季節を分ける”と書く「節分」の翌日に立春を迎えると、暦の上では「春」の始まり。梅の開花が春の訪れを告げます。

なお中医学で春は「発陳(はっちん)」といって、古いものが新しくなり、万物が芽吹いて成長し始める季節。

健やかな1年になるかどうかは、この春をいかに快適に過ごすかにかかっているというほど、この時期が重要となります。

2月はまだ寒さが強く残るものの、五行の陰陽でいう「陰気」が減り、大気中の「陽気(=エネルギー)」が増えていく時期。少しずつ力もみなぎっていくことでしょう。