大相撲ロンドン公演

さて、土俵入りは大相撲の華だ。照ノ富士は一人で頑張っている。今年10月に開催される大相撲のロンドン公演で、横綱土俵入りをするのは、現在の3大関のうち誰なのだろうか?

私は現役の記者の時に、ポルトガルに取材に行くために乗った飛行機で、隣の席の日本人がロンドン在住で、歴史あるロンドンを褒めたたえていた。私は乗り換えで空港に降りただけで残念だった。

2日目の向正面解説の舞の海さんは、力士の時のロンドン公演で、同じく力士だった境川親方とホテルで同室だったそうだ。境川親方は全く覚えておらず、「(舞の海さんが)夜遊びでいなかったからだ」と言った。舞の海さんが一人でバッキンガム宮殿の衛兵交代式を見に行ったことを話すと、境川親方は、「昼も夜もいなかったんだ」と言い、これは笑えた。

今場所は取組だけではなく、懸賞旗も話題だ。東京ドームで3月に開催される米大リーグ開幕戦であるカブス対ドジャースと、その両チームが対戦する巨人と阪神のプレシーズンゲームを宣伝する懸賞を大会主催者の読売新聞本社が申し込んだのだ。ドジャースの大谷翔平選手らがプリントされている懸賞旗が土俵を回るのである。「大谷選手が土俵に」として、新聞やインターネットで報道されている。国技館で見た人は大喜びだろう。

NHKテレビでは広告宣伝の懸賞旗をアップで放映するのは無理だと思う。天井からの撮影とか遠景とかになるのだが、テレビ観戦者の私は、アップで見られないと思うと、よけい気になる。

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