歴史は右肩上がり
これはぼくの感想ですが、そもそも人間というのは、今日の<失敗>を明日に生かして歴史を紡いでいく存在だと思う。
その想いから『「失敗」の日本史』といった本も書いているわけですが、基本的に歴史は右肩上がり。
古代よりは中世の方が良い時代。中世よりも江戸時代は生きやすい時代。そんなふうに捉えています。
「感想ではなくて、証拠を出せ」ということであるならば、人口の推移を見るのが適当でしょう。
聖徳太子の時代、西暦600年くらいに、日本列島には600万人が住んでいた。憶えやすいので、これはぜひ頭に入れて置いて下さい。
その人口が関ヶ原の戦いのとき、すなわち西暦1600年に1200万人になった。1000年かけて倍になったわけです。