マッサージの効果は一時的にすぎない

節々が痛いからと定期的にマッサージに行く人は多いのですが、マッサージに頼って安心していると、その間に筋肉はますます怠けて衰えます。

ちなみに本記事では、民間のリラクセーション施設での揉みほぐしなどを含めて「マッサージ」としていますが、本来、「マッサージ」と称する施術が許されるのは、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」だけです。民間のリラクセーション施設では、医学的な教育などをほとんど受けずに施術していることが多いはずです。

（写真提供：Photo AC）
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マッサージにまったく効果がないとまでは言いません。マッサージを受ければ、疲れて硬くなった筋肉が一時的にほぐれてリラックスできるので、気持ちいいのはたしかでしょう。筋肉が緩んだことで、痛みが和らいだ感じがすることもあるでしょう。ですから、あなたがマッサージに行くことを止めるつもりはありません。

でも、その効果は一時的なものです。「せっかくマッサージに行って楽になっても、一日しかもたない」という患者さんの声は本当に多いのです。要するに、多くの場合はいわゆる「対症療法」にすぎず、すぐに元に戻るのです。