文科省官僚から派遣された教師として、御上孝(松坂桃李)は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。傍らには、担任として持ち上がるはずだった是枝文香(吉岡里帆)が副担任として控えている。

なぜ是枝が持ち上がりではないのか、疑問を投げかける生徒。御上も是枝も、理由を聞かされていないという。

3年生の受験の時期になぜ担任が官僚に?と問いかける生徒に「官僚には官僚にふさわしい役職を与える。それがセオリーだってことくらいこの学校の生徒なら知ってるよね」と答える御上。

授業はできるのかと問いかける問題児・神崎拓斗(奥平大兼)に対し、御上は神崎の試験解答を例に出し、見事な解き方を教授する。

同級学年の生徒1100000人の中で官僚となれたのは1370人だという御上は「試験という試験、落ちたことはない。トップで合格してきた。それはなぜか。勉強の仕方を知っていたからだ。受験のノウハウで僕を超える教師はこの学校にはいないだろうね」と苦笑い。

SNSでは「初っ端から煽りまくりで好き」「昏い目でガンガン理詰めやけどそこに相手をやりこめようとする悪意は感じ 最高に良いお芝居」との声も。

御上は、「君たち、自分のことエリートだと思っている?」と問いかける。

エリートは「神に選ばれた人」であり、今の生徒たちはこのまま受験戦争を勝ち抜いて就職しても「上級国民予備軍」でしかないと。

そんな御上に「生徒を煽るなんて」と怒りや不安の入り混じった表情を見せる是枝。「スローロリスに似てますね」と画像を見せながら返す御上。