職員室で、隣徳学院3年の学年主任・溝端完(迫田孝也)が近づいてくる。

是枝について、「熱心だが勝手に試験問題を作ったりして困る。深窓の令嬢で縁故採用だから強くも言えない」「担任が御上先生に代わってよかった」と是枝のネガティブな情報を入れる溝端に「是枝先生の試験問題、なかなか良かったですよ、解いていないんですか?」と返す御上。職業柄聞かれたことに秒で答えないといけないのでこれくらいは当然と暗に伝えるが、官僚の試験に落ちて教師になっている溝端は内心穏やかではない…。

日曜劇場で「暗躍」する迫田は今回どんな役なのか?SNSでは「いきなり理事長にチクるなんて男の嫉妬は怖い」の声も。

隣徳学院の理事長・古代真秀(北村一輝)は隣徳学院を新設し、一代で東大入学者数が県内ナンバーワン進学校まで創り上げたという役柄。赤いジャンパーを着て、学内をうろうろすることで「生徒にも声をかけやすい風通しのいい雰囲気作り」をしているというが…。御上について、不満を漏らす溝端に「あなたが戦闘態勢だからでは?」「私には好青年でしたよ」「官僚を迎え入れて文科省に便宜を図ってもらわないと」と諭す。何度も「みぞばたさん」と名前を読み間違えながら。

場面が変わり、学ランの生徒2人がおにぎりを食べながら「パーソナル イズ ポリティカル」について話している。「いつか孝にもわかる」と同級生に話しかけられている彼が、若いころの御上なのだろうか…。ところどころで、過去の御上が現在の御上を見つめている場面がインサートされていた。