人が楽しむ姿を見ることが幸せ
「上沼さんは何でも持ってるじゃないですか」と、よく言われます。確かに別荘を何軒も持ちましたし、ダイヤの指輪を10本の指にはめたこともあります。
でも私は、自分のために何かするより、みんなが楽しそうにしている姿を見るのが大好き。それが私にとっての幸せなんです。
40代半ばでハワイに別荘を買ったのも、ハワイが大好きな夫のため。鍵を受け取った時の夫の顔といったら! 後にも先にもあんな笑顔は見たことがありません。もうね、爽やか! まさに『平凡』の表紙を飾っていた昭和のアイドルです。かっこよくて、私も最高に幸せでした。
番組で共演した若い子たちをよく食事に連れて行ったのも、同じです。「キャビアもフォアグラも親に食べさせてもらったことない。全部上沼さんに教えてもらいました!」なんて無気に喜んでくれる。
若い子にいい思いをさせても、私には何のメリットもありません。でも、楽しんで感謝してくれるだけで十分。あれほど奢ってなかったら、マンションがもう1軒買えたと思いますけどね。(笑)