せきがなかなか治まらないのは、誤嚥性肺炎が原因かもしれない?

誤嚥性肺炎を起こしているのに、本人が気づいていないことがあります。ある患者さんのケースを紹介しましょう。

70代後半の女性は、微熱が出てせきが長引くことが頻繁にありましたが、単に自分はかぜをひきやすい体質だと考えていたようです。

同じ症状を何度も繰り返すため、女性は私のクリニックを受診。エックス線検査とCT(コンピューター断層撮影)で右肺に肺炎があることがわかりました。

治療して肺炎はよくなったものの、女性はその後も肺炎を繰り返していました。しかし、原因がわかりません。