勉強したほうがいいと思える理由

ゆたぼんさんが再び学校に行くきっかけとなったのは、芸人の兼近大樹さんの次のような言葉だったという。

「学校に行けとは言わないけど知った方がいい。この社会は学校に行った人たちでできている」

 「そんな人たちの人生を理解して感性に合わせられる能力があるからこそ、それとは違った自分を演出できる」

ABEMA TIMES 元不登校YouTuberゆたぼんはなぜ学校に?本人が語る現在地と背中を押したEXIT兼近大樹の言葉より

ゆたぼんさんは、自分が納得できないと動けないけど、逆に納得できる理由があれば、とことん頑張れるタイプなようだ。結果、学校に行きたい気持ちになり、今は勉強に燃えているのだそうだ。

ひとそれぞれ、勉強したほうがいいと思える理由は違うだろうから、ゆたぼんさんが腑に落ちる答えに出会えて、本当に良かったと思う。

私は、学校に行けなくても、勉強だけはしたほうがいいと思っている。世間では、勉強=いい大学に入り、いい会社に就職するためというイメージがあまりに先行しているように感じる。

でも、それはすごく一面的な見方だと思う。

勉強は無駄、という人がよく言うのは、学校で習ったことは社会では使わない、というものだ。微分積分なんて実生活で使わないし、古文漢文なんてわからなくても仕事では困らない、という風に。