貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。第84回は「元不登校YouTuberゆたぼんさんのこと」です。
元不登校YouTuberゆたぼんさん
「不登校YouTuber」として大きな議論を巻き起こしたゆたぼんさん。自ら進んで不登校を選んでいる立場として、「不登校は不幸じゃない」というメッセージを打ち出してきた。しかし、そんな彼は途中から学校に通いだし、熱心に勉強する姿をSNSで発信するようになった。そして今度は「人生は勉強や」と、資格試験や高校受験にも挑戦。まるで別人のような変化を遂げた。
「元不登校YouTuberゆたぼんはなぜ学校に?本人が語る現在地と背中を押したEXIT兼近大樹の言葉」という記事には、ゆたぼんさんが不登校になった経緯や、再び学校に行こうと思ったきっかけが綴られている。
不登校になったのは小学3年生の時。
「なんで学校はあるんだろう、なんで先生はいるんだろう、なんでみんなと同じことをしないといけないんだろうと『なぜ』『どうして』がいっぱい出てきた。周りの子たちと同じ行動をすることに疑問を持った。宿題もなんでやらないといけないのかなと思って、先生に聞いたが『そんな疑問いらんからもうやっとけ』みたいな感じで言われた。」
ABEMA TIMES 元不登校YouTuberゆたぼんはなぜ学校に?本人が語る現在地と背中を押したEXIT兼近大樹の言葉より
そして、宿題をする理由がわからないのにやりたくないと思い、やらなかったところ、先生に居残りにされた上に叩かれたそうだ。さらに、親をまじえた面談では、先生は叩いた事実を認めず、嘘をつく姿に不信感を抱いたようだ。他にも、先生や生徒から理不尽な目に遭い、不登校になったそうだ。