現在発売中の『婦人公論』(2月10日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「焼売(しゅうまい)」を特集! 一見すると難しそうな焼売ですが、実は意外と簡単に作れるんです。ご飯のおかずはもちろんのこと、お酒のつまみにもぴったり。おいしくて気軽に手作りできる焼売レシピを、今井亮さんに習います。(撮影=木村拓(東京料理写真) スタイリング・構成=関澤真紀子)
自分好みの具材や味付けで、楽しい焼売ライフを
皆さんは、家で焼売を作りますか? 餃子はよく作るけれど、焼売を手作りする人って意外と少ないのではないでしょうか。僕の周りでも「作ったことない」「難しそう」という声をよく聞きます。
でも焼売作りは、餃子を作るよりもずっと簡単なんです。皮にあんを広げてギュッと押しつけ、カップ状にするだけ。餃子のようにヒダを寄せる細かい作業は不要。加熱も、蒸気の上がったせいろに入れればOK。
専用の道具がなければ、フライパンに畳んだクッキングペーパーなどを敷いて湯を深さ1㎝ほど入れ、焼売を並べた皿を置き蓋をして蒸します。
作り方のポイントは練り。あん全体が白っぽくなり、ねっとりとした粘り気が出るまでしっかり練り混ぜます。餃子に比べて皮が薄い焼売は、あんの風味や食感をダイレクトに味わえるのが魅力。工夫次第でおいしさの幅も広がります。
それでもやっばり餃子派! という方におすすめなのが焼き焼売。餃子と同様にフライパンで焼けば、薄い皮がパリッパリのひと口餃子風になります。冷凍もできて、冷めてもおいしい焼売。ぜひ挑戦してみてください。つけだれのバリエーションも楽しんで。