極楽湯の写真。
極楽湯(筆者撮影)
日々の疲れを癒してくれる温泉も、株主優待券があれば無料で楽しめたり、割引価格で楽しめたりします。節約をしていても、ゆっくりお風呂に入る時間を持つだけで「明日もがんばろう」と気合いが入るもの。もし近くに温泉施設がないなら、自宅で楽しめる入浴剤がもらえる「株主優待」を選んでもよいでしょう。上手に使えば、日々、家事に子育て、仕事に奔走している人もリラックス時間を楽しめそうです。※株価は2月7日終値
この記事の目次
温泉・温浴施設が楽しめる株主優待は?
「温泉優待」での注意点や問題点は?

温泉・温浴施設が楽しめる株主優待は?

温泉や温浴施設が楽しめる株主優待は、ひそかに人気です。また、通常もらえる「株主優待」とは別に割引券がもらえる場合もあるため、細かく確認しておきましょう。

無料で指定施設の「極楽湯」や「RAKU SPA」を楽しめるのが、5万円程度で買える極楽湯ホールディングス(2340※)(株価520円、最低投資額5万2,000円)です。100株だと継続保有1年以上で4枚、2年以上で6枚の優待券がもらえます。権利月は9月です。

※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。

魅力は、「株主優待」があれば無料で温泉を楽しめることです。そして、RAKU SPA GARDEN 名古屋では、タオルなどもセットになっているので手ぶらで行くこともできます。施設内には漫画やハンモックまであります。

ただし、施設によっては優待券が利用不可だったり、1回の利用で必要な優待券の枚数が異なっていたりする場合があるため注意が必要です。例えば、極楽湯や祥楽の湯では1人1枚ですが、RAKU SPA 鶴見やRAKU SPA GARDEN 名古屋などでは1人2枚必要となります。また、極楽湯ホールディングスは無配銘柄※でもあり、株主優待が廃止になると売られやすいため、リスクは少し高めだといえるでしょう。

※無配銘柄…株主に配当が支払われない銘柄のことをいいます。

 

極楽湯の写真。
極楽湯(筆者撮影)

ニフティライフスタイル(4262)(株価1,188円、最低投資額11万8,800円)も、温泉銘柄です。

100株で、対象温浴施設(温泉サイト「ニフティ温泉」に掲載されている施設)で使える2,000円分の優待券、もしくは1,000円分の電子ギフトまたは社会貢献団体への寄附を選べます。筆者は2024年の権利を取りましたが、優待券が利用できる温浴施設は関東や関西地方が多かった印象でした。ただ、もしこれらの施設が近くになく、利用できない場合でも、他の選択肢としてPontaポイントなども選べました。権利月は3月です。