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温泉・温浴施設が楽しめる株主優待は? 「温泉優待」での注意点や問題点は?

「温泉優待」での注意点や問題点は?

いわゆる「温泉優待」ですが、注意点や問題点もあります。それは、「株主優待」の対象施設が近くにない人も多くいる可能性がある点です。そこで、“おうちで温泉気分を味わえる銘柄”を選ぶのもよいかもしれません。

漢方薬で国内シェアの8割を誇るツムラ(4540)(株価4,325円、最低投資額43万2,500円)の「株主優待」は、3年以上の継続保有条件がつきますが、100株なら入浴剤「バスハーブ」210mlが1本もらえます。いわゆる“3年修行(株主番号を変えずに3年以上の継続保有)”が必要ですが、条件に当てはまれば毎年入浴剤が送られてくるようになります。

より少ない投資額で、同じツムラの「バスハーブ」をもらえる裏ワザが使えるのは日本調剤(3341)(株価1,371円、最低投資額13万7,100円)です。権利月は3月9月の年2回で、100株保有で「日本調剤オンラインストア」で使える1,500円の優待券1枚(年間2枚、3,000円分)がもらえます。過去、筆者は日本調剤で、ツムラの「株主優待」と同じ「バスハーブ」210mlをもらっています。

また、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)(株価1,020円、最低投資額10万2,000円)で入浴剤を買う方法もあります。ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの「株主優待」は、税込2,000円ごとに1枚1,000円割引として使える金券で、100株保有で、期間に応じて1万円~1万2,000円分がもらえます。店内にはキャラクターのバスボムやプレゼントにも使えそうな入浴剤があり、約半額で買えるのなら、自宅使いもしやすいでしょう。

 

ヴィレッジヴァンガードで買った入浴剤の写真。
ヴィレッジヴァンガードで買った入浴剤(筆者撮影)

ほかには、バリューHR(6078)(株価1,508円、最低投資額15万800円)も選択肢に入ります。「株主優待」は1ポイント1円で使えるポイントですが、選べる商品には、ツムラの「バスハーブ」や生活の木の入浴剤「薬草湯」がありました。

複数社の企業が導入しているプレミアム優待倶楽部を調べたところ、生活の木の薬草湯セット(3種類4包セット)がWILLsCoin(ウィルズコイン)8,800coin分で交換できました。

「株主優待」を多く保有していると、「自宅で温泉気分を味わいたいなら株主優待でなんとかしてみよう」といった逆転の発想もでき、「これもあれも使えそう」とアイデアを思いつくこともあるでしょう。