点滴の写真
ノロウイルスに感染後、病院で水分などの点滴中。両隣のベッドも感染者だった(写真提供:筆者 以下すべて)
世間から「大丈夫?」と思われがちな生涯独身、フリーランス、40代の小林久乃さんが綴る“雑”で“脱力”系のゆるーいエッセイ。「人生、少しでもサボりたい」と常々考える小林さんの体験談の数々は、読んでいるうちに心も気持ちも軽くなるかもしれません。第48回は「ノロウイルスにご用心」です。

前回「商売繁盛一択で、毎年仕事始めにご祈祷を受ける。今年は吉方位の明治神宮にてご祈願したが、正座地獄が待っていた 」はこちら

ノロウイルス、感染

コロナ禍が落ち着いてから、1〜2年ほど経ったのだろうか。マスク、手洗い、消毒。この3セットでの感染対策を当然のように行なっていたけれど、最近はその様子も見られなくなっている。そのせいなのか、今冬はインフルエンザが大流行。年末年始をベッドで過ごした人もいるだろう。

空気が乾燥して、気温が下がる時期がまだまだ続く昨今。今度はノロウイルスが大流行しているのを知っているだろうか。不覚にも私、先日、あっさりと感染してしまい、とんでもなく苦しんでのたうちまわり、地獄を見た。おばさんには本当にキツかった。今回は読者のみなさまにもノロウイルスの脅威を知ってもらうためにも、当時苦しかったことを記録する。

改めて、寒さを感じるこの時期は3セットでの感染対策を奨励したい。ここしばらくは私もコロナ禍で張り詰めていた気が緩んで、ウイルス対策をすっかり失念。あっちで遊び、こっちで飲みとウイルスの溜まり場へ、躊躇なく足を踏み入れていた。

たらればになるけれどもし対策をしていたら、気が遠くなるような苦しさを味わうこともなかったのに……と、今でも後悔然り。