自分の人生を充実させて
「毒親と言われた。親として反省して直すところはあるだろうか」と悩む方もいるようですが、今何かをする必要はありません。反抗期の子どもに、「うるさい! クソばばぁ」なんて暴言を吐かれた経験がある方もいるでしょう。それに対して「何か直すところがありますか」「どこらへんがクソなんでしょう」なんて、相手に聞きますか? 「ああ、そうですか」で終わりではないでしょうか。今回のテーマもそれと同じです。
では今後、子どもから連絡があったらどうするか。病気など緊急の場合や冠婚葬祭以外は、電話がかかってきてもすぐに出ず、メールなどで返信することをおすすめします。理由はやり取りの経過を残すため。干渉しないでと言っておきながら、困ったときだけ親に頼るとしたら、それはただの甘えです。メールなら言い合いを防げますし、顔が見えないぶん、毅然と対応することもできます。
いずれにしてもこれを機に、子どものことを考える暇がないくらい自分の人生を充実させてはいかがでしょうか。