1日先生体験
このように、僕はキャスティングプロデューサーのようなこともやってきましたが、集客、そして協賛してくださる企業探しにも奔走してきました。
というのも、『ライオンキング』やるよと言ったら、その名前でワッとお客さんが集まりますよね?僕は『Mother』も多くの方に知っていただければ、そういう作品になれると思っているんです。でもまだまだ知名度が足りない。
僕は『Mother』を学校の平和学習に使ってほしいと思っていて、いろんな学校を回ったりもしています。若いキャストたちの卒業した学校に繋げてもらい、校長先生に舞台の話をしに行きます。そうすると、「ワッキーさん、生徒の前でもう一度その話をしてください」と言われる時もしばしば。
そんな時は壇上に立ってお話しさせてもらいます。「ああ先生ってこんな感じで授業をしているんだな〜」というのは『Mother』に出会わなければできなかった楽しい経験です。
『Mother』がここまで続いたことがいい作品の証ではあるのですが、これからもっと多くの人に知られることで、永久に続くような舞台になってほしい。それは僕に元気があるうちに実現したい夢でもあるんです。