水晶体は一度傷がつくと再生できない

水晶体もタンパク質でできているので、傷ついて混濁すると元の透明性の高い状態には戻りません。水晶体はデリケートなので、一度傷がつくと再生できないのです。

水晶体にダメージを与える代表的なものが紫外線です。

世界保健機関(WHO)は「白内障の原因の20%は紫外線である」と報告しています。長年にわたって紫外線を浴び続けると、酸化ストレスによって水晶体内のタンパク質が変性し、白内障の発症リスクが高まります。

特に、屋外で長時間過ごすことが多い方は、注意が必要です。

外出する際は、帽子やサングラスを着用し、目を紫外線から守るようにしましょう。また、白内障予防には、UVカット機能のついた眼鏡やコンタクトレンズの使用も効果的です。