主婦発明家の気づき
風呂場で長靴の着脱のしにくさに着目した安井昌子さんは、靴下をはいたまま簡単に脱いだり履いたりできる、靴型のスリッパを考案。新聞で紹介され、月に1万足売れたそうです。安井さんが考える発明の極意とは?
〈不便だと思ったことは心にとめておき、三年ぐらいの間に何度か同じ不便だという状態にぶつかったら、具体的に考えるようにすると無理のないものができるんじゃないか〉
〈こんなものが受けるんじゃないか。これでひと儲けしようと思うと物にならない場合が多い。毎日の生活の中で不便だなと思っているものを、なんとかして解決しようとする積極的な姿勢が物を言う〉
現在、婦人発明家協会のウェブサイトでは、会長の福島りえこさんが、次のように綴っています。
〈作品に介護用品の占める割合が高くなっています。当事者だからこその気づきを大切にしてください〉
皆さんも、自らの不自由を解消するようなグッズを考えてみてはいかがでしょう?
次回は「今している、してみたい習い事は?」をご紹介します