この心がけが災害の時、自分や家族の命を守ることに直結する

それまでの災害に対する準備の足りなさを反省した私は、その後、3人家族1週間分の飲み物・食べ物をローリングストック(普段から少し多めに食品や飲料水を買っておき、使った分だけ買い足していく備蓄方法)で保管。非常食や長期保存水も常備するようにしました。

ただ、備蓄をするのが大切とはいえ、あくまで「管理できる量」に留めておくことも大切です。飲料、食品、洗剤その他、色々なものを沢山買い込んだはいいが、かなりの場所をとった結果、普段くつろぐスペースがなくなった…なんてお宅も見受けます。

また備蓄につきものなのが「賞味期限切れ」。私もよく賞味期限を切らしていたので、毎年3月の今の時期、必ず非常用持ち出し袋の中を確認するようにしています。ちなみに確認は年に2回で、もう1回は9月1日の防災の日です。

またわが家では万が一に備えて給水用のポリタンクも購入しましたが、最近ではコンパクトに折りたためるものもありますので、場所の確保が難しい家などではオススメです。

いずれにせよこれらのものは、家の中にそれなりに置くスペースが必要になります。それで私は震災を経験してから、場所を確保するためにも一層モノを減らそう、片づけるようになりました。

必要なものを置き、不要なものを手放す。片づけはメリハリをつけて行うことを意識して。実はそうした心がけが、災害の時、自分や家族の命を守ることに直結します。

この記事がそれを考えるきっかけになれば幸いです。


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