「全解約」も、節約の一手

カード会社は、不正利用の場合は基本的に補償してくれますが、「不正利用を届けた日から60日前まで」など期限が決まっています。継続的な不正利用を長期間放置していたら、補償期限以前の被害額は戻ってきません。

きちんと毎月の利用明細をチェックして、レシートと突き合わせる作業が必要です。「月末に必ず行なう」などルーティン化しておくといいでしょう。

詐欺師は、あらかじめ偽メールを送り、これに反応した人のパスワードなどを盗みます。また、サブスク広告からフィッシング詐欺に誘導するケースもあります。

銀行口座の引き落とし明細をチェックし、怪しいと思ったらカード会社に電話で問い合わせること。それが面倒と思うなら、「サブスク」全部をやめてもいいくらいです。

お金の不安が消えるメッセージ
サブスクは「麻薬」みたいなもの。中毒にならないように注意!

 

※本稿は、『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
荻原博子「買い物の<ついで買い>を防止して、無駄をなくす習慣を」車や保険、高額な買い物後は気が緩み、不要不急のオプションをつけがち
鎌田實×荻原博子 5キロやせたら寿命が1年延びるうえ100万円トクする?荻原「年金の繰り下げ受給をするなら長生きしないとソンしてしまうので…」
荻原博子「今の高齢者は投資教育を受けていない。<新NISA>が始まろうとも言いなりで手を出すのは危険」荻原博子×樋口恵子対談

65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』(著:荻原博子/PHP研究所)

「老後資金は4000万円以上用意しなさい」「新NISAを急いでやらないと損」

定年を迎えて悠々自適な生活を送れるはずが、テレビのワイドショーに煽られて不安になっていませんか? それでは、残りの人生がもったいない!

本書では、「お金の心配」を誘発する国やマスコミの闇を大暴露。さらに、老後を豊かに暮らすための心構えをお伝えします。