大量の目覚まし時計
並べてみたらこんなにあってびっくり(写真提供:大神さん 以下すべて)
大神いずみさんは、元読売巨人軍の元木大介さんの妻であり、2人の球児の母でもある。2人の球児の母として伴走する大神さんが日々の思いを綴る。

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毎朝無理やり頭と体を起こしている

朝は誰だって眠いに決まっている。なぜなら、それまで気持ちよーく眠っていたのにギィとその瞼を開かされて、転ばないように立ち上がって歩くことから脳を目覚めさせ体を起こしていかねばならない。

眠いのよーぅ!
あと3分、寝かせてよーぅ…

「大人になる」って、まずこの戦いに毎朝勝たねばならないことではないだろうか。
起こして揺らして抱っこして面倒見てくれる人がそばにいなければ、1人で戦うしかない。
これが難なく1人でできることを、私は「大人だなぁ」と認定。
いやなんのこっちゃ、である。

あまり大きな声では言えないが、大学時代一人暮らしをしていた私は朝起きられなくて、部屋から歩いて10分ほどの大学の講義に間に合わずにとても苦労をしたものだ。

会社に入ってさらに大変だったのは、仕事によって毎日出社時間が違っていたこと。
今日は朝7時に会社からロケバスで出発、夜中2時に帰宅して翌朝10時入りで収録、ロケ終わりで夜11時に帰宅したら翌朝3時半出社で朝の生放送ピンチヒッター、終わりで大阪に出張、などなど。
90年代にテレビ局に勤めていた頃の話です。
朝1人で起きるのが心配で眠れなくて、結局眠らないまま仕事に向かっていたことなんてしょっちゅうだった。
いやー、いま絶対それは無理。
完徹なんてしようものなら家を出るなり足がもつれて階段落ち、結局病院で寝ることになってしまうに違いないのだ。

子どもができるまでは気ままな朝を迎えることも多かったけれど、
生まれた瞬間から、そう今に至ってもまだ、毎日無理やり頭と体を起こして迎える朝しか私にはやって来ない。

そうです。1人ではないというのは、そーゆーことなのだ!
(今日は若干文体が憎々しいのはなんでだろう。)