ブレずに持ち続けている結婚観とは?

今年はスーツ姿で出演中のドラマ『五十嵐夫妻は偽装他人』で幕を開けました。新川優愛さんと夫婦役を演じています。ふたりは別居中なのですが、新川さん演じるの転職先に、僕が演じる夫の直人もたまたま転職して一緒に働くことに。赤の他人同士を装うことにしたところから恋愛騒動に巻き込まれていくという物語です。

お互いに相手の動向が気になりながらも素直になれない。離婚するのか元サヤに収まるのかと、なかなかにじれったいのですが、この「もだもだ感」に大事なことが詰まっているのだという気持ちで演じています。

ラブコメディでありながら、結婚って何だろう? と考えずにはいられない、深いテーマの作品です。

僕はといえば、そもそも結婚願望がありません。ただ、昔から公言している結婚観はブレていなくて、それは「一緒に不幸になってもいい人と結婚する」というもの。結婚って幸せ絶頂のところでするわけですけど、その後が長いじゃないですか。

いろいろな試練があって壁が立ちはだかった時に、結婚当初とのギャップが激しいとつらいので、幸せだけを望むのは得策じゃないような気がして。って、わかったようなことを言ってますが、『婦人公論』さん的に大丈夫でしょうか?(笑)

もともと一人でいるのが好きなんです。最近は家電にハマっていて、「サウンドバー」というスピーカーを買ったばかり。テレビドラマや映画を観賞する際に、役者のセリフが聞き取りやすい環境を整えました。

やっぱり今は演じることで頭がいっぱいです。教師役をやってみたいとか、シリアスな恋愛ものもいいなとか抱負はいろいろありますが、ご縁のある仕事に感謝しながら、どんな役にも果敢に挑戦していこうと決めています。