「運命って不思議だなと思います。中学を卒業し、家業のクレープ店を手伝っていた頃は、役者になるなんて考えたこともありませんでした」

 

でも本当は演じることが好きで、やり続けていれば、きっといい風が吹いてくると信じていたからこそ諦めなかったというか、諦められなかったのだと、今ならわかるのです。

運命って不思議だなと思います。中学を卒業し、家業のクレープ店を手伝っていた頃は、役者になるなんて考えたこともありませんでした。

でもある日、お客さんに「ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募してみたら?」と言われて。最初は落ちたら恥ずかしいから嫌だと断ったんですけど、「誰にも言わなきゃいいじゃない」と母にも説得され、それもそうだなと。そこへ姉が、一眼レフカメラで応募写真を撮ってあげるとノリノリで参戦してきて、気づいたら応募していました。

一次審査、二次審査と残り、このまま勝ち進んだら芸能活動をすることになるのかも、と現実味が湧いてきて、いつものテレビドラマが違って見えたのを覚えています。今にして思えば、役者になりたいという夢が芽生えていたのです。

なので、審査員特別賞をいただいて芸能界入りが決まった時はガッツポーズ。すべては家族のおかげだと感謝しているし、家族の応援が僕の原動力になっているのを感じます。