親の役割とは
日本の企業では、いまだに賃金や退職金などが大卒と高卒とでまったく違うというのも、無視できない現実です。
これから未来の社会がどうなっていくかはわかりませんが、それゆえに、お金の準備はしておくに越したことはありません。まだ先の話だからと何もせずにいると、いざ高校生になった頃に、
「え、大学の学費ってこんなに高いの?」
「学費を払ったら、老後資金がゼロに!」
などと慌てることになってしまいます。学費が用意できなければ、親もしくは子供自身が借金をすることになります。
親の役割とは、どんな社会になってもしぶとく生きていける力をつけてあげることではないかと思います。未来の社会がどうなろうとも、準備したお金が無駄になる可能性はないでしょう。
※本稿は、『知らないと増えない、もらえない 妻のお金 新ルール』(講談社)の一部を再編集したものです。
『知らないと増えない、もらえない 妻のお金 新ルール』(著:井戸美枝/講談社)
働く妻、扶養妻、専業主婦妻、元妻……すべての「妻」のためのお金の本です。
物価が高すぎる。節約も限界。子供の将来も自分の将来も不安。収入の壁だけじゃなく、お金をとりまくさまざまな制度が変わりつつある今。
「お金で失敗したくない」と不安を抱えるすべての妻に捧げます。