美容医療に携わる医師も急増、3倍に
そして、このようなニーズの高まりを受け、美容医療に従事する医師も増加しています。厚生労働省の調査によると、2008年から2022年にかけて、診療所に勤務する医師全体が1・1倍とほぼ横ばいとなっている中で、美容外科に従事する医師は2008年から2018年までで2倍、2008年から2022年までで3倍となっています※3。
これは、他の診療科よりも増加が著しいことはもちろん、2019年から2022年までで1・5倍に増えているということになり、わずか数年間の間に急増しているということができます。
なお、美容外科医以外にも、外科的手技は形成外科医、非外科的手技などは皮膚科医が行うこともあり、これらの医師も増加傾向にあることから、美容医療全体の規模も大きくなっていると考えられます。
また、美容医療の特徴の一つに、都心に集中しているというものがあります。例えば美容外科医の分布を都道府県別にみると、東京、大阪、福岡、愛知など大都市圏に集中していることがわかります。