大事なことは「動く」こと

今はまだ、何かやりたいことが見つかっていないなっていう方、そこに関しては、焦らないでいてもいいんじゃないかな、と思います。今も言った通り、どこで出会うかわからないからです。

けれども大事なのは、「動く」ということだと思います。ずっと「何かやりたいなぁ」と思いながら座っていても、何も始まらない。

何をやりたいかわからなくても、気になることをどんどん始めてみる。するとその先にいろんな扉があって、そのいろんな扉を少し開けてみると、そこにまた違う道があったりして。そしてその先には、本当にやりたいことが待っている。そんなことがあるんじゃないかな、なんて感じています。

そこで必要になってくるのが、「自分はこうなんだ」とか、「自分はこれしかない」と思うのではなく、どんなものにも腕いっぱい広げて向かっていく。そうすると、また新しい自分を見つけられるかもしれません。

私も、アナウンサーが自分にとって一番のお仕事だと思っていました。けれども、今こうやって二足のわらじで「アナウンサー」と「マインドフルネストレーナー」としての仕事をしています。そしてそのどちらも、私にとっては大切な仕事となっています。

わからないですよ。この先三つ目の仕事がやってくる、そんなこともあるかもしれません。

これくらい考えをフレキシブルに持っておいて、何が起こるかわからない。それくらいの気持ちで、ゆるゆると進んでいくのがいいんじゃないかな。そんなふうに思っています。

そんなふうにして進んでいくと、ある日突然運命的な出会い、やりたいこと、そういったものに出会うかもしれません。

やりたいことが見つからないときこそ、フレキシブルに、そして動いてみる。それが一番の近道なのかもしれませんね。

 

※本稿は、Voicyチャンネル『内田恭子のゆるんでいきましょう』の音声配信の一部を再編集したものです。

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