内田恭子さん(写真提供:Voicy)
2006年にフジテレビを退社後、フリーアナウンサー・タレントとして活躍。私生活では二児の母でもある内田恭子さん。現在は、認定MBSR講師の資格を取り、マインドフルネストレーナーとして活躍の場を広げています。そんな内田さんは、日本最大級の音声配信プラットフォーム『Voicy』で『内田恭子のゆるんでいきましょう』を配信中。その中から選りすぐりの話題をお届けします。今回のテーマは「ストレスとの向き合い方」です。

ストレス要因との向き合い方

今日はストレスについて話をしていきたいと思います。私が教えている「マインドフルネスストレス低減法(MBSR)」では、ストレスを低減させるスキルを学んでいきます。

そこでも話をしていることなのですが、よく私たちは「ストレスフリーな生活を」とか、「ストレスをなくそう」なんてことを目指しますよね。

でも、ごめんなさい。結論を言ってしまうと、残念ながら私たちの生活からストレスをなくすことはできません。

まず、少しストレスというものを解明していきたいと思います。

私たちが一般的に「ストレス」と呼んでいるものは、ストレスの原因となるもの、「ストレス要因」と呼ばれます。これは私たちの外の世界にあるもの、そして内側の世界にもあるものです。

外部要因としては、例えば環境の変化。具体的には、引っ越し、転勤、転職、家族の変化、気候の変化、世界での変化…例えば戦争とか、そういった、慌ただしい変化があげられます。

では、内部要因は何かというと、例えば病気だったり、何か漠然とした不安だったり、将来への心配事、不安事、あとはどこか体に痛みがあったり、不快感がずっと続くようなものがあったら、それもストレス要因となります。

ですから、これらのストレス要因を全くなくすということは、普通に生活している限り、なかなかできないものですよね。