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私たちが意図的に避けていても、要因というのはどこからもなくやってきます。その要因に対して、私たちが心配をしてしまったり、ドキドキしたり、なんとなく気が重くなったりするものが、「ストレス反応」というものです。

私たちが、この「ストレス要因」――環境の変化、ですね。それに対して、私たちの体が反応している。それに適応していこうと、体が反応していることを、「ストレス反応」と言います。ですから、ある意味ストレス反応というのは、私たちの体が頑張って、その変化に対応していこうとする反応なんです。

例えば体に現れるストレス反応では、胸がドキドキしたりとか、頭がカーッと熱くなったりとか、ストレス要因が原因で、体に何かしらの変化が出る、体の反応のことです。

あとは思考ですね。ストレス要因に対して、私たちが「嫌だなあ」と思ったり、「これ苦手だなあ」とか、「嫌いだなあ」と思ったりする思考もストレス反応です。

そして感情。例えば、なんだか焦ってしまう、不安になってしまう、苛立ってしまう、そんな感情です。そういうものも全て、ストレス反応として捉えていきます。