忙しい自慢をしてしまう
自慢そのものは決して悪いことではない。日本社会では、長い間、自慢はよくないこととされてきた。
謙虚におとなしくしているのが美しいことであって、出しゃばらず、自己主張せず、自分の長所についても誰かがわかってくれるのをじっと待つべきであって、自分からアピールするなどもってのほかと思われてきた。
だが、残念ながら時代が変わった。アピールしなければ、誰も認めてくれない。能力があることを示さないと、仕事を与えられない。
自慢というのもアピールの一つだ。上手にアピールし、自分の実力をわかってもらってこそ、正当に評価してもらえる。
ところが、下手な自慢をする人が多い。相手が飽き飽きしているのに、自分が成功した話を長々としたり、評価されていることを繰り返し説明したり。
その中でも、単に「嫌な奴」というだけでなく、バカさをにじませるのが下手なマイナス自慢をする人間だ。