傷の痛みが続いて地獄のようにつらかった深夜
1時間が経過し、ロピオンの点滴で痛みは落ち着きました。ようやく眠れるかなと思っても、昼間ずっと寝ていたので、あまり眠くなりません。暇つぶしにスマートフォンでもいじろうかと思っても、ずっと同じ姿勢でいるために、また腰が痛くなってきました。
さまざまな管が入っていて、自分で好き勝手動いて抜けてしまっては一大事です。
ナースコールして、看護師さんに身体の向きをまた整えてもらえばいいのですが、さきほどロピオンを点滴してしまったばかり。すぐに呼ぶのも悪いなと思って躊躇してしまいます。結局、次に看護師さんが見回りにくるときまで、目を瞑って待つことにしました。
ベッドから起き上がることを許されるのは朝6時。それまでの間、腰が痛くて動きたくても動けず、眠ることもできません。ベッドの上で寝たきりの患者さんは、これだけつらいのかと感じながら、朝がくるのをじっと待ちわびる、まるで地獄のような夜の体験でした。