心の持ちようについて
私が患者さんたちに勧めている、心の持ちようについてお話しします。だいたいがん治療において医師の診察は定期的にあるはずです。検査があるかもしれません。
1カ月おきの方もいれば、3カ月おき、半年おきの方もいるでしょう。その診察のタイミングでは、病気と向き合うことになります。
診察で特に問題なしということになれば、次の診察のタイミングまで自分なりの目標を立ててください。医師からなにか指示があった場合、それをどう生活に活かすか考えてみてください。
例えば私で言えばできるだけカルシウムを摂取するなどがあります。小腹が空いたときにはカルシウムが多いとされる小魚を意識的に食べてみたり、朝ごはんの買い物でカルシウムが多く含まれていると表示されている牛乳やヨーグルトを選んでみたり、ちょっとしたことでできることを取り入れます。ただ、毎日義務的にするとストレスになるので、あくまで思いついたときだけにしています。
特に指示がない場合は、病気に関係のない生活のこと、やりたいことでも構いません。次までにもっと体力がつくように、こういったことを生活に取り入れるといった、なんでもよいのでなにか目標を決めるとよいでしょう。