ジン/テムジン役の佐藤アツヒロさん(右)とナルキス役の今江大地さん(撮影:伊東和則)
4月18日から27日まで東京・サンシャイン劇場で、佐藤アツヒロさんの主演舞台『デスティニー -アドラメレクの鏡-』が上演される。東京公演後は、福岡・大阪・名古屋・埼玉の4都市を回る予定。初日の開演前にゲネプロが行われ、その後の囲み取材では演出を担当した林明寛さんと主演の佐藤さんを含めた15名人の出演者が登壇し、意気込みを語った

30-DELUX Special Theater 2025『デスティニー -アドラメレクの鏡-』は毛利亘宏さんの作劇で2011年に初演、2013年に再演されており、今回で3度目の上演となる。

本作は、佐藤アツヒロさん演じるジン/テムジンが悪魔と契約を交わし、国王に上り詰めていくまでが描かれており、個性溢れるキャラクターたちが戦乱の世を必死気に生き抜くヒューマンドラマだ。

30-DELUXは、清水順二さん、タイソン大屋(劇団☆新感線)さん、佐藤仁志さん、劇作家・演出家の佐々木智広さんが立ち上げた演劇ユニット。現在は清水さんとタイソンさんが主体となって活動している。ドラマ性の高いメインストーリーはもちろん、本格的な殺陣とアクションが劇団の見どころのひとつ。

初演は2011年、東日本大震災後の混沌とした状況の中、葛藤もありながら上演されたという。2013年の再演から約12年ぶりの上演となる今回、脚本・演出を林明寛さんが務める。

舞台挨拶では、主演の佐藤さん、吉原雅斗さん、鈴木達央さん、瀬戸かずやさん、今江大地さん、北川尚弥さん、川上千尋さん、IMO*Tさん、村瀬文宣さん、森田晋平さん、足立英昭さん、田中精さん、我膳導さん、緒月遠麻さん、清水順二さんが出演者として登壇。

主演の佐藤さんは「(カンパニー)全員の力を使いながら、この舞台の世界観を皆様に伝えたいです。殺陣は怪我にもつながるので時間をかけていますが、歌もダンスも(すべて含めて)エンターテインメントとして楽しんでもらえたらと思います」と、3度目の出演となる『デスティニー』への意気込みを語った。

16名で臨んだ囲み取材(撮影:伊東和則)